こんな悩みをお持ちの方はいませんか?
・毎日の仕事が憂鬱。
・何のために働いているかわからない。
悩んでる人は真剣でも、周りは「そんなのみんな一緒」とか「働かなければ食ってけないだろ」とか言うんですよね。
何を隠そう、これらの悩み全て私のことです 笑
私自身、就活で上手くいかなかった結果、働くこと自体に理不尽さを感じて塞ぎ込んでいた時期があります。
そんな私がたどり着いた仕事
それが「バーテンダー」です!
仕事に対してネガティブなイメージを持っている人は、一度バーテンダーを経験してみてください。
仕事観が変わるかもしれません。
本記事では、バーテンダーという仕事がおすすめな理由を実体験を元に解説します。
【就活】働く意味がわからなかった
話は大学生時代まで遡ります。
大学4年生になった私は、就職活動をはじめました。
といっても、特別志望の業界があったわけではなく、合同説明会に出てみて感じの良かった企業ブースの個別説明会にも顔を出す、そんな感じ。今考えるとあり得ないくらい意識の低い就職活動でした。
本腰を入れて動き始めたのは春になってから。
まずはじめに道内テレビ局各社の説明会に乗り込みました。
小さい頃から生粋のテレビっ子だったため、テレビ局の仕事に興味があったのは事実です。
ですが、会社について下調べをするわけでもなく、基本的にはミーハー心を満たすために出席しているようなものでした。テレビ局の説明会は女子アナが司会を務めたりするんですよ、最高ですよね 笑
せっかく行ったからにはエントリーシートを送ってみますが、当然先には進めず。
志望動機の欄に「いつも〇〇見てます!」って書いたりしてましたから。ファンレターかよっ!笑
次に東京のネットメディア系企業に興味を持ちます。
きっかけは父親のマイルが貯まったとのことで「せっかくだし見てきたら?」の一言。
実はここで筆記試験に受かります!笑
同時に行われたグループディスカッションの時、担当者と気があってしまった事もあり印象が良かったんでしょうね。
そして再び東京へ(今度は自腹を切って)
2次面接では、当然ながら1次の時よりも偉い人が出てきます。軽いノリは通じません。
あえなく惨敗。
ここで初めてちゃんとした自己分析を始めます。
「私は何がしたいのだろう?」
「どうして働くのだろう?」
私の行き着いた結論は、
〔働くのは→生きるため。生きるのは→働くため。〕
この無限ループ
当時の私は本気でそう思ってました。
【卒業】たった1つの神仕事
働く→生きるループから脱するために、給料や待遇ではなく好きな仕事かどうかで選んでみます。
といっても当時の私には趣味らしい趣味もなく、昔から続けている特技も特になかった。
(履歴書の趣味•特技の欄が一番地獄なやつ 笑)
合同説明会会場には•••パチ屋と寿司屋ばっかりやんけ!笑
「人生オワタ•••。」
「やりたくないことやって、家帰って酒飲むだけの人生が死ぬまで続くんだ•••。」
憂鬱の果てで咽び泣きそうになったその時
ん、待てよ
酒が好きだ!
酒の仕事•••バーテンダー?
私はこの時初めてバーテンダーの求人を探した。
店長候補•••、正社員•••、アルバイト(社員登用あり)•••。よし、決まった!
今からアルバイトを始めて、合う仕事だったら社員登用を受けよう!
ここからは早かった。
すぐに電話をかけ、翌日には面接、その翌日には初出勤。
バーで酒を飲み始めて2年。初めてバーカウンターの向こう側に入った瞬間は今でも忘れない。
一日働いてみて分かった。
バーテンダーは楽しい!
初日の夜は興奮して眠れなかった。頭の中にたくさんのカクテル名がこだまする。
親にも話したら意外にもすんなりと受け入れてくれた。(のちに聞かされるが、実際にはかなりの葛藤があったとのこと)
そのまま卒業までバイト漬け。
「大学辞めるんで今すぐ正社員にしてください。」と
頼んでみたが、流石にそれを快諾する大人はいない 笑
実際、社員の人数枠が決まっていたため、卒業後の5月から正社員として働くことになった。
【コロナ禍】それでもやっぱりBARがしたい
さて、正社員になった私にバーテンダーという仕事は突如として牙を向けてきます。
立場が変わるとやることは増える、考え方も変えなければいけないし、責任も出てくる。
ちょうど同じタイミングで店長が変わったこともあり、営業成績がグラつく。スタッフ同士でめちゃくちゃ言い合いになって、店内が悪い空気に包まれる日も多々あった。
仕事のストレスと深夜勤務の疲れで、家に帰った瞬間にソファにぶっ倒れる日々を繰り返す。
それを1年続けた結果、10kg痩せた。むしろやつれた。
何度か系列店舗の異動を経験した。
気の合わない同期と同じ店舗に配属されたり、バー以外の店舗に配属されたり(ストレスで死にそうになったのですぐバーに戻った)
そしてたどり着いたのが、アルバイトとして入った時の最初の店長と同じ店舗。
とても自由奔放な店長だったので、色々と好き勝手やらせてもらった。
🧑🏻🦱「かっこいいボトルを見かけたんで経費で買ってきました!」
🧔「いいね!」
🧑🏻🦱「最新のスモークマシンあれ導入しましょう!」
🧔「いいね!」
みたいな 笑
そしてとにかくお客さんを大事にする店長だった。
高い酒を売りつけるようなことは決してしない。
🧔「その分また来てくれた方が嬉しいでしょ?」って。
各地で色々な人とぶつかってきた私を、店長はいなす様に飼い慣らしてくれた。
その店長と唯一ぶつかったのがコロナウイルスの件だった。
私は流行病への恐怖心に駆られ、お客さんと相対するのが怖くなった。
当時は感染対策の普及がまだ進んでおらず、マスクをしての接客はご法度だった。マスクをしているお客さんも3割程度。来店する時は気をつけていても、お酒を飲み出すと全く気にしなくなる。
耐えきれなくて、私は店を辞めた。
突然のことだったため迷惑はかけただろうけど、あの時の様子だと店舗運営に関してはそこまで問題はなかっただろうと思っている。
その後の私はというと、いくつかのアルバイトを経験しました。
派遣会社の事務や、オンライン登録の受付データ入力、引っ越し作業員など。
けど、どの仕事も長くは続きませんでした。
仕事を覚えていくうちに「クレームはあっても喜ばれることは殆どない•••。」「なんのために働いてるんだろう•••?」という疑問に戻ってきてしまう。
学生時代に至った〔働くのは→生きるため。生きるのは→働くため。〕の無限ループから抜け出せないでいる。
学生時代のコンビニを足しても、私の経験した仕事はそこまで多くない。
それでも確信があります。
バーテンダーはよかった!
なぜバーテンダーが良かったのか、
それは私自身の仕事に対する考え方が活きてくるからです。
おすすめする理由
以上が私のバーテンダー人生をざっくりとまとめたものです。ちょっと長かったですね 笑
ここからは、なぜ仕事に対してネガティブな人にバーテンダーがおすすめなのかを解説します。
バーテンダーのお仕事は主に3つ
②料理をつくること
③お客さんと会話をすること
その中でも基本となるのが③のお客さんとの会話です!
仮に1人のお客さんが1時間に3杯のお酒を飲むとして、お酒を作るのはほんの数分です。
対して接客は1時間を通して行います。
接客の仕方はBARのコンセプトにより変わりますが、基本的にはお客さんの緊張をほぐすために会話を促します。ここで会話が盛り上がると、お酒の好みを聞き出せたりバーテンダーからしても後々楽なんです。
では、BARに来るお客さんとは一体どういう人でしょう?
男性•女性、若い方•年配の方、一人飲みの方•複数人の方、
様々なお客さんが来店しますが、そのほとんどに共通するのは仕事終わりのオフの時間だと言うことです。
オフの時間には、仕事を忘れて楽しい話をしたり、仕事の愚痴を吐いたりする方がいます。
と言うことは、
愚痴を吐くお客さんの「仕事に対するネガティブな想い」に共感できる事は立派な能力になります。
今の我々と同じように、仕事をするのが辛いと感じていても周りには言えない
そういう人が、BARに来て愚痴を吐きます。
そして接客してくれたスタッフに気持ちを理解してもらえたら、それだけで救われた気持ちになり、BARに来てよかったと感じるでしょう。
つまり、仕事に対するネガティブな想いは、バーテンダーの共感力として初めて輝きます!
以上が、バーテンダーの仕事をおすすめする理由です。
BARのイメージが湧く おすすめ漫画
バーテンダーの仕事の魅力について語ってきましたが、実際に働くイメージはなかなか湧かないかもしれません。
下記に、私がお酒とバーテンダーに興味を持つきっかけとなった漫画を掲載しました。
現実では、100%漫画のようにはいかないまでも、かなりリアリティのある内容だと今でも感じています。
バーテンダー
バーテンダーとしてのリアルな仕事内容や、接客への考え方を学べます。
「他のお客さんの話をしてはいけない」などの、人と関わる仕事全般における基本的なことも学べるため、 若手バーテンダー必見の漫画と言えます。
バーテンダー 6stp
上記のバーテンダーと同じシリーズですが、こちらは未経験の新人バーテンダーが主役なので、よりイメージが湧きやすくなっています。
ちなみにバーテンダー第2作『バーテンダー a Paris』(パリ編)で第1作目から主人公が変わります。
第3作『バーテンダー a Tokyo』(東京編)に次ぐ第4作目が『バーテンダー 6stp』です。余裕があれば順番に読むのがおすすめです。
BARレモンハート
80年代から今も続いているロングセラー酒漫画です。
現時点で35巻まで出ていますが、バーテンダーの仕事に関しては8〜9巻あたりがおすすめです。
独特な雰囲気がとてもいい漫画なので、ぜひ読んでみていただきたいです。
↓手っ取り早い全巻セットはコチラからどうぞ↓
まとめ
本記事では、仕事に対してネガティブな人にはバーテンダーがおすすめだと言うことを書きました。
ポイントをまとめます。
・BARのお客さんは、ほとんどが仕事終わりのオフの時間。
・仕事の愚痴を吐くお客さんもいる。
・お客さんに共感する力は、バーテンダーにとって立派な能力。
現在の心境として、ワクチンを打つまで接客業は控えようと思っていますが、いずれはまたバーテンダーとして復帰したいと思っています。
それまでの間は、このサイトを通じて出会ったお客様と色々なお話や意見交換ができましたら幸いです。
バーテンダー経験を通して学んだおすすめのお酒はおすすめウイスキー一覧やおすすめリキュール一覧に更新していきます。
よろしければ合わせてご覧ください。
コメント