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はじめてのカクテルブックの選び方【BAR初心者歓迎!厳選9冊】

お酒・BAR
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こんばんは。Bartender’s Legacy管理人のYUICHIです!

バーテンダーを目指して勉強がしたい!
家でカクテルを作って飲みたい!

けど、どうやって勉強したらいいかわからない・・・

そんな方は、カクテルブックというカクテルレシピの載った図鑑のような本を読んでみるのがおすすめです。

写真がたっぷりで読書が苦手な人でも楽しめます!

作りたいカクテルが既に決まっているのなら、ネットで検索した方が早いしお金もかかりません。

しかし、まだカクテルの種類をあまり知らない方や、新しいカクテルと出会いたい方はぜひ本を買ってみてください。
ページをめくるたびに色とりどりのカクテルが出てきて、パラパラと目を通すだけでも楽しいですよ!

カクテルブックを読むと、以下のような効果があります。

1. 自宅でカクテルを作れるようになる。
2. BARでどんなカクテルを頼めばいいかわかる。
3. お気に入りの1杯が見つかる。

1冊買っておけば、自宅で簡単なカクテルを作れるようになります!

でも素人が買うようなものじゃないでしょ?

そんなことありません!

私もバーテンダーとして働く前から、カクテルブックを見て自宅でカクテルをつくっていました!
カクテルブックには、カクテルの美しい写真がたくさん載っていて、美しいInstagramを見るような高揚感が得られます。

カクテルは”元祖”インスタ映えです。(管理人談)

ただ、本によってはわかりにくかったり、マニアックなカクテルがいっぱい載っていたりするのも事実です。
そもそも初心者にとっては、どのカクテルが一般的で、どのカクテルがマニアックなのか区別がつかないという事もあるでしょう。

そこでこの記事では、
4年間のバーテンダー経験がある私が、カクテルブックの選び方最初の1冊におすすめの書籍をご紹介します。

カクテルブックの仕分け

まずはじめに、カクテルブックを3つのポイントで分類します。

後で具体的なおすすめも紹介しますが、
ご自分で選びたい方はこの3つのポイントを意識して選ぶと、自身の希望に合ったカクテルブックが選べるかと思います。

仕分けるポイントは以下の3つです

① カクテルの掲載数
② ページ構成
③ 取扱い内容
それぞれ順番に見ていきます。

① カクテルの掲載数

1つ目のポイントは、カクテルブックに掲載されているカクテルの種類の多さです。

ちなみに、掲載数と価格は必ずしも比例するわけではありません。

掲載数が多ければ多いほどお得に感じられるかもしれません。
しかし、そこには初心者がハマりがちな落とし穴があります。

カクテルは世界中で日々生まれ、また廃れていくものだと言われます。
レシピがしっかりと決められ、バー業界に知れ渡っているものだけでも数千種類はあると言われています。

そこに世界中のバーテンダーのオリジナルレシピを加えるとキリがありません。

世界中のカクテルのおびただしい数に比べれば、1冊の本に載る300種や500種はたいした違いではないのです。

逆に少なければ少ないほど、有名カクテルを中心に厳選されているという事です。
有名なカクテルというのは、長い歴史の中で生き残ってきたレシピなので、その分多くの人に好まれる傾向があります。

はじめは、100〜200種類程度の掲載数が少なめのカクテルブックを選んだ方が、好みのカクテルに出会える確率が高くおすすめです!

② ページ構成

2つ目のポイントは、掲載されているページの構成がベース別なのかシチュエーション別なのかという点です。

いきなり難しくなってしまったかも知れません 笑

世の大半のカクテルブックは、ベース別の構成をしています。
ベース別の構成とは、「ウイスキーを使って作るカクテル」とか「ウォッカを使って作るカクテル」など、メインで使用するお酒ごとにまとまった構成のことです。

ベース別の構成だと、決まったカクテルを調べる際に辞書的に使いやすいという利点があります。

ただし、初めてのカクテルブックだと1ページ目から順に読み進める方が多いと思うので、知識に偏りが生じがちです。

ベース別構成では、”ジンベース”の強いカクテル(マティーニやギムレット等)から紹介されているものが多く、また、苦手意識のあるお酒(ウォッカやテキーラ等)のページを敬遠し読み飛ばしてしまう事などにより、好みのカクテルに辿り着きにくい可能性があります。

一方で、シチュエーション別の構成とは、
「気分は常夏!トロピカルカクテル」や「まるでデザート!スイーツカクテル」など、味の好みに合わせてまとまった構成を指します。

主に初心者や、趣味でカクテルをつくりたい人向けの書籍に採用される構成です。

はじめのうちは、ベースのお酒自体の知識も少ないと思うので、
シチュエーション別にまとめられたカクテルブックの方が、先入観なく幅広く知識を得られておすすめです!

③ 取扱い内容

最後のポイントは、掲載されているカクテルがスタンダードカクテル中心オリジナルカクテル中心かという点です。

「カクテルは世界中で日々生まれ、また廃れていくものだ」という話をしました。

オリジナルレシピのほとんどは、他所のBARでは知られていないものです。

例えば私の地元 札幌の有名なBARには”サッポロ”という名前のオリジナルカクテルがあります。
このカクテルをあなたの地元のBARで注文しても伝わらない可能性があるということです。

はじめのうちは、誰かのオリジナルレシピではなくスタンダードカクテルを中心に取り扱った方が、間違いがありません。

スタンダードカクテルは、必要な材料が手に入りやすくかつ長年親しまれてきた実績あるカクテルです。
BARで注文する際も、スムーズに伝わります。

ある程度カクテルを覚えてからオリジナルレシピの載っているカクテルブックを読んでみるのは、レパートリーの幅が広がるのでおすすめです。

タイミングに応じて使い分けるのがいいでしょう。

 

・カクテルの掲載数は、少ない方が有名なカクテルを厳選している。
・ページ構成は、シチュエーション別の方が好みのカクテルと出会いやすい。
・取扱い内容は、スタンダード中心のものが間違いない。

はじめの1冊におすすめ!

カクテルの掲載数•ページ構成•取扱い内容の3点をもとに、
はじめの1冊におすすめのカクテルブックをご紹介します。

家飲みカクテル教本

シチュエーション別に構成され、定番ものを中心に様々なカクテルと出会える一冊
カクテルの写真が明るく綺麗なので、初めてのカクテルブックに最適。

私が20歳の時に、初めて手に取ったカクテルブックでもあります。

家飲み カクテル教本
掲載数: ★★☆☆☆
ページ構成: シチュエーション別
取扱い内容: スタンダード中心

基本のカクテル手帖

スタンダードカクテルを中心に、適度なボリュームと文庫サイズで手軽に読みやすい。
黒の背景で統一されたカクテル写真がとても綺麗です。

基本のカクテル手帖
掲載数: ★★★☆☆
ページ構成: ベース別
取扱い内容: スタンダード中心

漫画 バーテンダー

漫画の各話でカクテルやウイスキーなどが紹介されます。
漫画ならではのストーリー仕立てで記憶に残りやすく、同時に豆知識なども手に入るのが◎
先ほどちらっと名前の出た、有名オリジナルカクテル”サッポロ”を取り上げる回もあります!

バーテンダー
掲載数:★☆☆☆☆
ページ構成:シチュエーション別
取扱い内容:スタンダードカクテル 他、様々なお酒

プロの定番

スタンダードカクテルを覚えてきたら、種類豊富なカクテルブックを手に取ってみましょう。
レシピが思い出せない等いざという時のために、BARの店内にも1冊は必ず常備されています。

カクテル 完全バイブル

スタンダードカクテルを中心に400種類のレシピが掲載された一冊。
シンプルでわかりやすいカクテル写真と解説が特徴。

カクテル 完全バイブル
掲載数:★★★★☆
ページ構成:ベース別
取扱い内容:スタンダード中心

カクテル•パーフェクトブック

当時所属していたBAR店舗に常備していた1冊。
定番カクテルをBARごとに作り比べた特集などが載っていて、カクテルを詳しく知りたい人にとって楽しい内容です。
大判なので、じっくり見やすいのもポイント。

カクテル•パーフェクトブック
掲載数:★★★★☆
ページ構成:ベース別
取扱い内容:スタンダード中心

サヴォイ カクテルブック

ロンドンの名門ホテルバーで1930年に作られた古典的なカクテルブック
現在は2014年に改訂されたものだが、1920〜30年代の時代背景を表現した当時のオリジナルレシピも掲載されている。
実用書というよりかは、どちらかというとマニア向けの一冊と言えるだろう。

サヴォイ カクテルブック
掲載数:★★★★★
ページ構成:ABC順
取扱い内容:スタンダード中心

経験者はこれを見る!

バーテンダーとして勤務しながら、新たなアイディアが欲しい時などに読んだ本です。
スタンダードカクテルで物足りなくなった時に、カクテルの世界の広さを教えてくれたり、頭の柔軟性を高めるなど良い刺激になります。

※掲載数は、各ジャンルを考慮しています。

ミクソロジー カクテル

ミクソロジーは、MIX(混ぜる)とOLOGY(科学)を合わせた言葉で、最先端科学を利用したカクテルを指します。
液体窒素で凍らせたり、燻製機でカクテル自体にスモーキーな香り付けを施したりなどの、一際目立つカクテル技法を紹介•解説しています。

私は正直、機材にお金がかかるためミクソロジーの技法には手を出していません。。
知的好奇心を満たしたり、新たなサプライズを期待する場合は、面白い一冊です!

ミクソロジー カクテル
掲載数:★★★☆☆
ページ構成:シチュエーション別
取扱い内容:オリジナル中心

フレッシュフルーツ カクテルブック

生のフルーツを使った贅沢なカクテルレシピが多数掲載されています。
フルーツカクテルは比較的高価なので、私がこの本を手にしてから店の客単価が上がったと言っても過言ではありません 笑

掲載フルーツは、なんと41種類!
いちごやパイナップルなどの定番フルーツのみならず、ドラゴンフルーツやパクチーなどのマニアックな素材の基本も学べます。

フレッシュフルーツ カクテルブック
掲載数:★★★★☆
ページ構成:ベース別(フルーツ別)
取扱い内容:オリジナル中心

ニュー•スタンダード•ドリンク102

厳密にいうとカクテルブックではなく、ノンアルコールドリンクの本ですが、アレンジしてカクテルを作るのに重宝しました。
自家製ビネガーやシロップの作り方、ハーブ×フルーツ組み合わせの方程式など役立つ情報が満載です。

スタンダードカクテルを一通り学んだ後の、新たな発見が欲しい時におすすめです。

ニュー•スタンダード•ドリンク 102
掲載数:★★★☆☆
ページ構成:シチュエーション別
取扱い内容:オリジナル中心

まとめ

今回は、カクテルブックの選び方と最初の1冊におすすめな書籍を紹介しました。

カクテルブックを読むことで、

1. 自宅でカクテルを作れるようになる。
2. お気に入りの1杯が見つかる。
3. BARでどんなカクテルを頼めばいいかわかる。

以上のような効果があります。

これからバーテンダーを目指す方や、自宅でカクテルを楽しみたい方はぜひ1冊手に取ってみてください!

以上です

 

カクテルのみでなく、お酒全般を気軽に知りたい方には漫画『BARレモンハート』がおすすめ!
『バーテンダー』のようにストーリー仕立てでさまざまなお酒と出会える漫画です。

掲載されたお酒の一覧を下記ページにまとめてあります。是非合わせてご覧ください!

『BARレモンハート』に登場するお酒一覧

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