BARレモンハートに登場するキャラクターの中でも、常連としてよく登場するのが”トシちゃん”ですね!
今回は、BARレモンハート全36巻のうち、トシちゃんが飲んだお酒をまとめました。
トシちゃんとは
トシちゃんとは、レモンハート常連の青年の愛称。
通称”バーボン小僧”。女性を連れて来店することが多い。
初登場は8巻。初めは静かな店内で大声で騒ぐ、バーボンの銘柄を並べ立てて偉ぶるなどマナーの悪い若者だったが、メガネさんからお説教を受けて以来さまざまなお酒に興味を持つ良き常連客となる。
主にウイスキーを好んでいるようだが、お酒の趣向は毎回変わりワインやカクテルに凝ることもある。
トシちゃんの酒 16選
★ 手に入りやすい・定番商品
★★ 通販・大型酒販店などで買える
★★★ オークションなどで買えるかも
★★★★ 終売品
★★★★★ 限定品
バーボン(8巻)
登場話:「PART102 バーボン小僧」
名前 | メーカーズマーク |
原産国 | アメリカ |
分類 | ウイスキー•バーボン |
アルコール度数 | 45% |
レア度 | ★ |
価格 | 約 2〜3,000円 |
初登場時のトシちゃんは、落ち着いたBARの店内で大声で話したり、マスターを小馬鹿にするような注文をするなどマナーの悪い嫌なお客さんでした。
その時のトシちゃんが凝っていたのが”バーボン”。と言っても詳しく知っている訳ではなく、いくつかの銘柄を丸暗記しているだけでした。
最初のオーダーは「バーボンくれ、バーボン」
「バーボンといえばメーカーズマークだろ」「バーボンはロックに決まってんじゃん」と言った態度の悪いオーダーでした。
最終的には、メガネさんにお説教を受け退店した。
お説教の前に彼女に席を外させて、”彼女の前では恥をかかせない”というメガネさんの優しさに気付き、その一件以来、メガネさんを酒の師匠として慕うようになる。
メーカーズマークは他の話でも度々登場するので、作者のお気に入りだったのかなとも想像できます。
現在では、スーパーなどでも取り扱いのある定番ボトルになりました。
ザ・グレンリベット(8巻)
登場話:「PART102 バーボン小僧」「PART106 スコッチ小僧」
名前 | G&M スミス グレンリベット 15年 |
原産国 | スコットランド |
分類 | ウイスキー•シングルモルト |
アルコール度数 | 40% |
レア度 | ★★★ |
価格 | ? |
トシちゃんが騒がしくしていた横でメガネさんが飲んでいたのがこのボトル。
そして2度目の来店時にトシちゃんも真似して(?)注文した。
その際、バーボン小僧から”スコッチ小僧””モルト小僧”などとたびたび呼び名を変えられた。
このザ•グレンリベットは通常のボトルと違い、ゴードン&マクファイル社が発売したボトラーズウイスキーである。
ラベルのジョージ&J.G.スミスは、ザ•グレンリベットの創業者の名前。
残念ながら、現在では入手困難となっている。
通常ボトル(15年)
ウシュクベ ストーンフラゴン(8巻)
登場話:「PART106 スコッチ小僧」
名前 | ウシュクベ ストーンフラゴン |
原産国 | スコットランド |
分類 | ウイスキー•ブレンデッド |
アルコール度数 | 43% |
レア度 | ★★★ |
価格 | ? |
スコッチとモルトの違いがどうしても理解できないトシちゃんの横で、メガネさんが注文したウイスキー。
トシちゃんいわく「ありがたそうなボトル」「意外と飲みやすい」とのこと。
ウシュクベとはゲール語で「生命の水」を意味し、ウイスキーの語源と言われている。
ストーンフラゴンは、27年もの以上のモルト原酒を中心としたブレンデッドウイスキー。
こちらも残念ながら、現在では入手困難となっている。
ブラドノック(8巻)
登場話:「PART107 老バーテンダーとの出会い‼︎」
名前 | シグナトリー ブラドノック 23年(画像はオフィシャル27年) |
原産国 | スコットランド |
分類 | ウイスキー•シングルモルト |
アルコール度数 | 43% |
レア度 | ★★★★ |
価格 | ? |
トシちゃんの行きつけだというBARデンデンムシにて、お粗末な店に怒ったメガネさんがコートのポケットから取り出したウイスキー。
作中では、シグナトリー社のボトルが登場した。※上の画像はオフィシャルボトル。
メガネさんいわく「不愉快だった気持ちがスーッと消える旨さ」だという。
作中に登場したシグナトリー社のボトルは、少なくとも国内での取り扱いは見つけられなかった。
オフィシャルボトルはネットで手に入るので試してみては。
・8巻に登場する他のお酒はコチラ
シャブリ(11巻)
登場話:「PART140 シャブリ小僧」
名前 | シャブリ グランクリュ レ•クロ(ロン•デパキ) |
原産国 | フランス |
分類 | ワイン |
アルコール度数 | 13.5% |
レア度 | ★★ |
価格 | 約 10,000円 |
今回はワインに凝っているというトシちゃん。例のごとくワインのお粗末な知識を披露する。
見かねたメガネさんが筆談で注意すると、彼女を帰した上で、頭を下げて教えを乞う。
こうしてワイン講義を受け、共に飲んだのが「シャブリ グランクリュ レクロ」。
メガネさんいわく「シャブリの中で最も高名な特急畑のワイン」とのこと。
・11巻に登場する他のお酒はコチラ
パパドブレ(14巻)
登場話:「PART181 パパドブレに乾杯!」
■材料(スタンダード)
- ホワイトラム:30ml
- ホワイトキュラソー:1tsp
- ライムジュース:1tsp
- 砂糖:1tsp
- クラッシュアイス:3/4カップ
■つくり方
- 全ての材料をミキサーにかける。
- グラスに移し、ストロー2本を添える。
今回は、本で読んだカクテルを飲みに来たトシちゃん。
※読んでいたのは『紳士の酒、淑女のこくてーる/ オキシロー』と記載されている。
ヘミングウェイが好んだフローズンダイキリのレシピ(砂糖抜き•ダブル)を注文するも、初めての味に戸惑う。
ヘミングウェイに倣って10杯飲もうとするも、途中でお腹を壊してしまう。
マスターはヘミングウェイが飲んでいた現地(キューバ)と日本では、気候や酒場の環境が違うため仕方がないとフォローした。
・14巻に登場する他のお酒はコチラ
スーパーハイボール(14巻)
登場話:「PART182 スーパーハイボール」
■材料
- ブレンデッドウイスキー:30ml
- シングルモルト:適量
- ソーダ:Full up
■つくり方
- 氷を入れたタンブラーにブレンデッドウイスキーを注ぐ。
- ソーダで満たし、軽くステアする。
- バースプーンの背をつかい、混ざらないようにシングルモルトを浮かせる。
今回は、マスターがメガネさんと共にオリジナルハイボールを開発しているところに来店。
いまだにモルトとブレンデッドの違いが理解できていないトシちゃんに対して、ウイスキーの勉強も兼ねて提供されたのが”スーパーハイボール”。
スーパーハイボールとは、ブレンデッドウイスキーのソーダ割りにキーモルトを少量フロートして造るハイボールレシピ。
特徴的なモルトの香りが強まるちょっと贅沢なハイボールに仕上がる。
このつくり方はレモンハートオリジナルの作り方だそうだ。
作中では、ホワイトホースにラガヴーリン、ホワイトホースにクレイゲラヒ、バランタイン12年にグレンバーギ、フェイマスグラウスにハイランドパークといったレシピが登場した。
・14巻に登場する他のお酒はコチラ
ボウモア クラレット(18巻)
登場話:「PART228 クラレットはお好き?」
名前 | ボウモア クラレット |
原産国 | スコットランド |
分類 | ウイスキー•シングルモルト |
アルコール度数 | 56% |
レア度 | ★★★★★ |
価格 | 約 60,000円〜 |
彼女がデパートで見かけたというぶどうの絵が描かれたボウモア。
ウイスキーなのに何故ぶどうの絵が描かれているのか?それとも単なる見間違いなのか?
その答えを知るべく、2人はレモンハートへと向かう。
ボウモア クラレットは、熟成の仕上げにボルドーの赤ワイン樽(シャトー•ラグランジュ)でさらに熟成させたモルトウイスキー。
クラレットは、ボルドーの高級赤ワインを指してイギリス人が使う愛称のこと。
ボウモア特有のピート香の中にチョコレートのような甘い香りが含まれる。
しかし、味わいはカスクストレングスのアルコール感も相まって強烈。確かにボウモアだという。
アイラモルトファンの間では、賛否両論起きたそうだ。
・18巻に登場する他のお酒はコチラ
B-52 シューター(19巻)
登場話:「PART240 バットタイミングオーダー」
■材料
- コーヒーリキュール:20ml
- ベイリーズ:20ml
- オレンジキュラソー:20ml
■つくり方
- シューターグラスに材料を一つずつ、層になるように静かに注ぐ。
- 氷を入れた大きめのグラスに、シューターグラスを指す。
トシちゃんがアメリカ帰りの友人から聞いたカクテル。
感想は「甘すぎてびっくりした」とのこと。
材料は全て甘口のリキュールで構成されている。アルコール度数もやや高め。
BARで注文した場合は、シューターグラスを置いていないことが多いので、ショットグラスなどでつくられる。
・19巻に登場する他のお酒はコチラ
イージードリンキング ウイスキー(22巻)
登場話:「PART289 逆転の発想」
名前 | イージードリンキング (Jon、Mark and Robbo`s Malt) |
原産国 | スコットランド |
分類 | ウイスキー•ヴァッテッドモルト |
アルコール度数 | 40% |
レア度 | ★★★★ |
価格 | 約 3,000円 |
常連の集まるレモンハートで、若者のサケ離れを嘆くマスターが取り出したのが、革新的な若者向けウイスキー”イージードリンキング シリーズ”。
イージードリンキングウイスキーは、若者向けに売り出されたヴァッテッドモルトのシリーズ。
味わいのイメージがしやすいポップなラベルと、リーズナブルな価格が魅力。
また、本来企業秘密に当たる、ブレンドした原酒のレシピをあえて公開するという試みもなされている。
メガネさんいわく「よりモルトを知ろうとしたくなるスタイル」とのこと。
作中では、①スモーキー•ピーティー ②リッチ•スパイシー ③スムース•スウィーターの3種類が登場した。
現在は、いずれも終売している模様。
他にも”フレッシュ•フルーティー””センセーショナル•サーファー”などが発売されたようだが、日本国内での取り扱いがあったかは不明。
・22巻に登場する他のお酒はコチラ
レア パーフェクション(22巻)
登場話:「PART292 男のこだわり」
名前 | レア パーフェクション 21年 |
原産国 | アメリカ |
分類 | ウイスキー•バーボン |
アルコール度数 | 43% |
レア度 | ★★★★ |
価格 | ? |
彼女と居酒屋デート中に、隣席から聞こえた会話に登場したバーボンウイスキー。
飲んだことのないバーボンの会話を聞き、トシちゃんはデートどころではなくなってしまい、けんか別れするような形でレモンハートへと向かう。
レア•パーフェクションは、伝統的なつくり方にこだわったプレミアムバーボン。
作中では21年ものが登場したが、一般にバーボンはスコッチよりも熟成が早く、長期熟成には向いていない。
その長期熟成品を手間暇かけてつくりあげたため、レアパーフェクション(稀なる完璧さ)と名付けられたという。
現在、21年ものは終売している模様。同シリーズの14年ものなどは入手可能。
・22巻に登場する他のお酒はコチラ
ビッグスモーク(23巻)
登場話:「PART295 煙の重さ」
名前 | ザ•ビッグスモーク60 |
原産国 | スコットランド |
分類 | ウイスキー•アイラブレンデッド |
アルコール度数 | 60% |
レア度 | ★★★★ |
価格 | 約 4〜5,000円 |
タバコをやめるかやめないかで迷うトシちゃん。
メガネさんが勧めた映画をみて葉巻への思いを寄せるが、禁煙中の人の横では吸わないという決心を見せる。
その話題に合わせてマスターがチョイスしたのが”ザ•ビッグスモーク60”。
アイラモルトのヴァッテッドウイスキーだが、そのレシピは明らかにされていない。
正体不明かつ、煙玉のようにスモーキーだという。
アイラモルトが苦手な松ちゃんいわく「思いのほか甘さが隠れている」とのこと。
現在、作中のザ•ビッグスモーク(60%)は終売している模様。
また、46%タイプなどの販売もあったようだが、こちらも入手困難となっている。
・23巻に登場する他のお酒はコチラ
アードベッグ ミニチュアボトル(23巻)
登場話:「PART304 コレクターズアイテム」
名前 | アードベッグ ミニチュアセット |
原産国 | スコットランド |
分類 | ウイスキー•シングルモルト |
アルコール度数 | 40%〜 |
レア度 | ★★★★★ |
価格 | ? |
アイラモルトの中でも強烈な個性を持つアードベッグのミニチュア飲み比べセット。
①10年(46%) ②17年(40%) ③ウーガダール(54.2%) ④キルダルトン(52.6%)の50mlミニボトルが入っている。※上記画像はイメージ
4種類それぞれの熟成段階、アルコール度数、ピートレベルの違いを楽しめる。
特にキルダルトンは、アードベッグでは珍しいライトピートタイプである。
作中でも描かれたように、ミニチュアボトルはコレクターズアイテムの要素もあり、オークションなどで非常に高く取引されている。
アードベッグのミニチュアセットも、現在では入手困難となっている。
・23巻に登場する他のお酒はコチラ
ラフロイグ 田中屋オリジナルラベル(24巻)
登場話:「PART311 ラベルの謎」
名前 | ラフロイグ 田中屋オリジナルラベル |
原産国 | スコットランド |
分類 | ウイスキー•シングルモルト |
アルコール度数 | 54.9% |
レア度 | ★★★★★ |
価格 | ? |
トシちゃんの先輩 宮崎は、天使の絵が描かれたウイスキーラベルの写真を差し出す。
どこか飲めそうなところがないかとのことなので、早速レモンハートへと向かう。
正体は、日本の酒販店•目白田中屋さんと輸入業者•スリーリバーズさんの共同開発ボトル。
可愛らしくユーモアのあるラベルの絵は田中屋の従業員が描いたという。
中身のウイスキー”ラフロイグ”は、ゲール語で「広い湾の美しい窪地」という意味。
スモーキーさに磯の香りと強烈なヨードチンキの香りが加わった、超独特な風味を持ち、一口飲んでハマるか顔をしかめるかというほど個性的なシングルモルトだ。
ちなみにマスターいわく「田中屋さんはネット販売しない主義」だそうで、在庫状況なども実際に足を運ばなければわからなさそうだ。
東京近郊にお住まいの方は調べて行ってみては。
・24巻に登場する他のお酒はコチラ
ブラックウッズ(24巻)
登場話:「PART314 シェルティの故郷」
名前 | ブラックウッズジン リミテッドエディション |
原産国 | スコットランド |
分類 | ジン |
アルコール度数 | 60% |
レア度 | ★★ |
価格 | 約 4,000円 |
今回の主役はトシちゃんではなく、松ちゃん。
シェルティ(シェトランドシープドッグ)を飼う美人編集者とレモンで待ち合わせるところに、常連一同が居合わせる。
ブラックウッズは、スコットランド シェトランド諸島産のプレミアムジン。
島の緯度が北緯60度なのにかけて、ジンのアルコール度数も60度につくられている。
この度数は、現在生産されているジンの中では最強とされている。
・24巻に登場する他のお酒はコチラ
アブサン(25巻)
登場話:「PART320 アブサンの泉 」
名前 | アルテミジア アブサン カプリシューズ |
原産国 | スイス |
分類 | リキュール |
アルコール度数 | 72% |
レア度 | ★★★★ |
価格 | 約 7〜8,000円 |
レモンハートを臨時休業し、マスターは九州へと向かった。九州で手に入れたのは、上野焼で造ったファウンテン。
マスターの帰りを待っていた常連一同で飲んだお酒は、アブサン発祥の地•スイス クベ村でつくられたアブサン(ハーブリキュール)。
アブサンをファウンテンに入れ、氷とミネラルウォーターを入れたグラスに注ぐ。
水と混ざることで白く白濁するのがアブサンの特徴。
メガネさんいわく「これぞ究極のアブサンの飲み方」。
作中のアブサン(カプリシューズ)は、少なくとも国内では終売している模様。
アルテミジアのその他の銘柄はいくつか販売されている。
・25巻に登場する他のお酒はコチラ
おまけ トシちゃんが連れてきた女の子一覧
PART102 なおみ
PART106 単独
PART107 単独(BARデンデンムシ)
PART140 アケミ
PART181 ミユキ
PART182 単独
PART228 なおみ
PART240 なおみ
PART289 単独
PART292 アケミ(PART140とは別)
PART295 単独
PART304 単独
PART311 宮崎先輩(男性)
PART314 単独
PART320 単独
PART400 あけみ
以上のことから、初回で共に登場した「なおみ」がトシちゃんの本命なのではと推測される。
単独来店時は、メガネさんや松ちゃんと同席する。
また、PART292のアケミは、なおみと風貌が酷似している。
まとめ
今回は、BARレモンハートの常連キャラ”トシちゃん”が飲んだお酒をまとめました。
最初は生意気だったトシちゃんが、徐々に常連様になっていくのは「BARっていいなぁ」と思わせてくれますね!
今回ご紹介したお酒の中には、現在でも手に入るものもあるので、気になったお酒はぜひお試しください!
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